
目をショボショボさせたり(羞明)、目やに(眼脂)を伴っていたりする場合は、眼疾患を原因とする(異物や睫毛の問題・角膜疾患・ブドウ膜炎など炎症疾患)痛みによる反射性分泌による流涙症である可能性が高くなります。
緑色の染色液を両眼に続けて垂らし、その染色液が数十秒から数分以内に外鼻孔に抜けて垂れてこなければ、鼻涙管の排泄異常による流涙症と診断します。涙点や鼻涙管が先天的に欠損していたり、狭く狭窄して通過しにくくなっていることもありますし、腫瘍や異物、炎症産物などが詰まって流れにくくなっていることもあります。
涙やけが茶色くなるのは、涙液にポリフェノールが含まれているため、日光にあたることにより涙で濡れた部分が茶色く染まってしまいます。
眼疾患が存在する場合は、原因となる疾患の治療が必要ですし、鼻涙管閉塞が疑われる場合は、涙管洗浄を行い、抗生物質の点眼や内服を行うのが一般的な治療でしょうか。
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