2011年12月1日木曜日

膀胱結石


 最近では膀胱結石用の処方食の質が向上し、特にストルバイト結石に対する食餌療法の効果は大変良好で、食べてさえくれれば内科的な溶解が可能で外科的な対応を必要とする例は少なくなっているようです。なかには食餌療法を数ヶ月も続けているにもかかわらずサイズが大きくなったり(写真:シーズーから摘出したストルバイト結石)、結石の数が増えてきたりするケース、または血尿や頻回尿が酷く症状の改善の見られないケースでは外科的に摘出することを検討する必要があるかもしれません。術後も食餌療法は生涯必要となります。