2011年2月18日金曜日

猫の形質細胞性(プラズマ細胞性)足皮膚炎


 猫で希に見られる肉球の形質細胞性炎症性疾患で、正確な病因は不明ですが、高ガンマグロブリン血症、形質細胞の著しい組織浸潤とステロイド治療に高い反応性を示すことから、免疫介在性疾患であると考えられています。通常ステロイドの全身投与が有効ですが、代わりに免疫調節作用のあるドキシサイクリンの経口投与が有効なこともあります。改善するのに1〜2ヶ月はかかると思います。猫への投薬には食道内に薬が停滞しないように注意する必要があります。


 左写真は、別症例になります。明らかに正常なパットに比べ腫れているように見えます。触ると張りがなくグニャグニャです。まだパットが破れていない状態と思われます。

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